本年は観戦9年目、平成27年の部

平成26年の部(J3元年:2位:J2J3入替戦敗退)
平成25年の部(JFL優勝)
平成24年の部(JFL2年目:2位)
平成23年の部(JFL元年:2位)
平成21年〜22年の部(北信越リーグ)
平成19年〜20年の部(北信越リーグ)


11/10

11/8 J3第37節 AC長野 5-1 Y.S.C.C横浜 (ニュー南長野/観客4,362人)

ビシバシ相手をなぎ倒し王者の風格で目標を達成できるならばそれに越したことはない。

この一か月、首の皮の厚さだか、タヌキの皮の数だかにヤキモキしている間に、リーグ戦とは参加する全てのクラブ相互の浮き沈みの波に揉まれるわけで、他力も長いリーグ戦の賜物である、と考えるようになった。

2007年の最終節、得失点12点差をひっくり返せばまだ優勝の芽があるというホーム金沢戦で、パルセイロ全4得点のうち1つを決めたMF飯田メッシが「本気で12点取ろうと思ってプレーした」と、試合後に唇を噛んで悔しがっていた事を思い出す。

今、飯田メッシがあの一戦にかけた常識外れの「狂気」を汲み取らずにいられない。

わしらの首の皮の厚さがどのくらいだか知らんが、すでに「可能か、不可能か?」を超越する「狂気」の中にいる。ならば狂気で残り2試合を制圧しようではないか!

長野のビッグサポートで相模原を埋め尽くしてしまえ!


11/1 J3第36節 AC長野 2-1 J-22 (ニュー南長野/観客4,163人)

前節アウェー山口での激戦を制したこともあるのか、緩んだホームの雰囲気。
J-22に先制され、ようやく事の重大さに目覚めた長野サポーターであった。

J-22は個々のボールの扱いが上手く、正確に、シンプルにボールを運び、長野はボールを失わないようチャレンジに慎重になっていると見て取れた。最終ラインにボールを返す度に中盤が下がるため、前線との間延びをもたらすことがわかった。

同点に追いつくまでに時間がかかったが、勝負どころでボールを収められるようになったのとシュートの思い切りの良さが噛み合って逆転勝利。

上位との差、勝ち点はろくすっぽ変わらず試合数は減っていくだけという現実を一週間乗り越えることができた。

10/18 J3第34節 AC長野 2-1 FC琉球 (ニュー南長野/観客4,411人)


10/13

10/11 J3第33節 秋田 1-1 AC長野 (秋田市八橋球/観客1,916人)

昇格に向け踏ん張りどころの大一番、友人の車に乗り約6時間かけて秋田へ。

試合開始30分前に会場到着。
いっぷくの場で秋田サポと言葉を交わし、25番、7番が好調のカギ、注目との情報を得る。

あきたこまち贈呈式の記念撮影でドヤドヤ雨雲がやってきて、キックオフの笛と同時に横殴りの雨が襲ってきた。「一体何がどうなりゃこうなるの?」というタイミングである。

睡眠不足、合羽を着て雨に打たれ、はるばる何の修行に来たのかわからない。

ハーフタイムに雨は止み、試合に集中することができた。

長野は前線からボール保持者に迫る。ひるまず、前に出してかいくぐろうとする秋田の前進をタッチライン沿いに限定させる連動プレスでボール奪取に成功。

中央が空いたら「すかさず入ってシュート!」の意識は最初から秋田の方が高かったが、中央に行かせない守備が効力を発揮していたと見る。

先制後も連動プレスは安定感があり、ラインは下がらない。ボール奪取後は広大な中央のスペースから左右に振ってビッグチャンスをつくる。

しかしゴール前に走り込む人数もシュートも足りないため追加点ならず。
チャンスにはやり切って欲しい。

それでも秋田の25番も7番も途中交代となり、長野上手くやった!の感があった。

高橋、土井チャンときて、向が選手交代に出ようとした矢先に松原と江崎が空中で頭部激突。
意識不明となった秋田江崎は即座にピッチ外に出せない緊迫した状態にあり、長いアディショナル・タイムを生むこととなる。

人命何よりも優先、当たり前です。しかし試合再開を待つ間に長野優位のリズムが途切れてしまった。

再開後は連動プレスがズレ始め、センターバックがサイドに引っ張り出された中央スペースに進入を許し、崩された。

終了間際にまたも怒涛の反撃。土井チャンの反転シュートも枠に行っていたが、土壇場勝負より取れる時に鬼になって仕掛ける方が得点の確率は高いと思うのだが。

ガムシャラ・ストームはホーム秋田に巻き起こった。当然であろう。この大一番に長野サポートも10倍の1000人いたらばアウェーで目標達成に導くストームを起こすことが出来たかも知れんのに・・・。まだまだやんけ。試合後は選手にかける言葉が何も見つからなかった。

ま〜何が起こるかわからない。可能性があるのだからサポーターもチャンスにはやり切ろうではないか。
10/5

10/4 J3第31節 AC長野 1-0 鳥取(ニュー南長野/観客3,616人)

前節に続いて前半のシュートがまたも1本。寒さがこたえる。湖底でワカサギが眠りこけている氷上で、穴釣りをしている趣であった。

内容の改善という点については福島戦から腹をくくっているが、60分を過ぎ、シュートもなく前線との間が延びはじめると、

「このままでは非常にまずい」と感じた。

内容はさて置き・・・、などと思って見ていると「昇格」という目標もぼやけ始める。危険です。

その直後に選手交代があり、状況の打開に成功した。着火の悪いストーブの芯を替えたが如き炎の立ち上がりを見せ、またもニュー・南長野に「ガムシャラ・ストーム」が巻き起こった。サポーターがここまで勝利の欲求を自然表現したことは昨年の入替戦ですらなかった。

内容は目標持ち&マニア向けであったが、大島ゴールに涙チョチョギレの一勝。しぶとく行こうぜ。

10/5

9/27 J3第30節 AC長野 2-2 盛岡(ニュー南長野/観客3,628人)

なんでこの時期にナイターなんかと思ったが、サイリウムという発光体で選手入場を盛り上げる。楽しい。

・盛岡も5バックで、5バック同士のゲームは見ていて面白くないものだと思った。

・ノーゴール判定といい、自信なさそな線審といい、ジャッジに怒髪は天を突いた。

・それはそうと、盛岡が当たり前のように放つロングレンジからのシュートがパルセイロに見られないのが不思議であり残念。

・失点の原因は明白で、カードをもらって厳しい守備ができなくなったところを突破される、壁に隙間をつくってしまった、という勿体ないものだった。

「負けたら大変なことになる」

ガムシャラ、濃密な空気流が渦巻き起こった末に土井チャン→高橋の同点ゴールでやっと引き分け。GKが突っ込んで来たところをよく先に触ったと思う。しかし勝てると思っていたショックの方がでかかった。
10/5

9/20 J3第29節 AC長野 2-1 藤枝(ニュー南長野/観客4,257人)

アウェー藤枝の借りを倍返し。

試合終了後、選手がサポーターと手のひらタッチ。共に讃え合う姿はいい光景です。
9/14

9/13 J3第28節 福島 0-1 AC長野(福島市あづま陸上/観客920人)

市議会議員選挙に行き、祭事間近の神社の草刈まさおをして、福島へ。

福島駅から試合会場までは無料シャトルバスに乗ることができ、財布も時間も大助かりで本当にありがたい。往路最終便の乗車率は約30%でした。

福島UTDの公式HPを見て、試合日の定額タクシー片道3,000円も相乗りすればいいサービスだなと思った。観客数があればタクシーも回っているはずであろう。

試合会場まで片道10q。主に広域農道を走り、信号も交通量も少なく20分弱で到着と快適。2台の大型観光バスで回しているようだ。
長野駅東口からニュー南長野までは9Kmと似通った距離なんだが、幹線を走らないかんし信号だらけ、福島市のコンパクトな街のなりが伺えるのであった。

バスの中では福島の直近の練習風景、監督と選手へのインタビュー、選手によるグッズの宣伝など20分のDVDを放映。

・パイロンを並べたピッチでDFラインからつないでセンタリング&シュートの練習
・今週は大雨の影響で練習場所の確保に苦労した、長野戦への意気込みを話す監督

など、試合の見所を知る。

試合〜

あづまは富山陸上よりはピッチが近くスタンドも傾斜がある。陸スタの中では視界優良の部類に入ると思うが、遠い。最近は眼が悪くなった気さえする。早く南長野で試合が見てえなと思うばかりである。

開始早々に勝又がリラックスしたナイスゴールを決める。その後、パスを出す、受けるに粗さはあるものの何度も決定機を作り出し、ボール回しも停滞感はなかった。

追加点への期待が膨らむ後半、ピンポイントの長距離スルーパスから相手DFを置き去りに抜け出しGKと1対1と、サッカーファン垂涎の美麗な流れの末に有永がシュート失敗。これを境に思うような攻撃ができなくなった。

シャトルバスの中で見た練習内容と全く正反対に、福島がロングボールをボカスカ放り込み始める!クリアを拾われ、待ち伏せる福島に維新山口戦の如きドン引きとなる。

タッパのある福島の前線との延々なるヘディング大会・蹴り合いの間にもカウンターのチャンスは何回かあり、宇野沢がフリーで持ち込んだ場面では得点を狙って欲しかった。

8日間でアウェー3戦という厳しい日程を終えた。無得点ドローやって、大負けして、ドタバタの末に勝った。試合内容も目まぐるしく、先々週の富山戦が遠い昔のように思える。

やはり勝って帰ってくるのと引き分け、負けで帰ってくるのとは天と地の差がある。辛勝がお家芸になっても良い。勝ち点3がもたらす精神的平穏を久々に噛みしめる週始めとなった。藤枝戦も勝とう。取り返したれ!

がんばろう1試合で勝ち点3 なんとか南米中南米


(※ 「なんとか南米中南米」は日本ユーモア歌手協会「げんきいいぞう」先生の歌です。)


9/8

9/6 J3第27節 富山 0-0 AC長野(富山県総合運動公園/観客2,973人)

陸上競技場は数あれど、富山陸上はメインスタンドからピッチまでの距離がかなり遠く、丸一か月南長野に慣れた眼には別世界。
屋根で雨を凌ぐことができたのは良かった。だがJリーグがスタジアムのスペックでカテゴリーの区別を意図するならば観客視点に立ち、球技専用スタジアム・リーグを構成せよと言いたい。

この富山戦については昨年暮れより長野から自転車ツアーの計画を立ち上げ、今年一番のビッグ・ゲームとハチャメチャに盛り上がっていたのだが、私自信、不徳の致すところによりツアー参加はならず。来年このツアーがどうなるかは今は考えていません。

〜試合

富山が積極的にプレスに来ない、激しく寄せても来ない中で相手ゴールラインから約15m地点までスムーズに進攻するのだが、そこまで行った途端にパタリ・ピタリ・と動きが止まるのであった。具体的な目標を失った相手に対し、なぜ?

J2昇格という目標達成に向け、毎試合勝ち点3を掴みとっていく他にやるべきことは何もない。
腹を決めて敵陣への一歩を踏み出し、冷徹・貪欲にガッチリ得点することを熱望します。

〜余談

雨の中、自転車で富山に来たサッカー観戦初見の仲間は、シュートが少なく得点のない試合に退屈していた。こういった姿は見ていて気の毒、こちらも辛い。「まあ酒でも」と退屈しのぎの一杯を奢った。
初見の人は大人も子供も予備知識もなく無理して試合を見ないから、ゲームのおもしろい/つまらないを敏感に感じ取ってしまう。
あの花火のような、大衆受けするアプローチを見せて欲しい。

FW陣の大爆発を願う!
8/31

8/30 第95回 天皇杯1回戦


AC長野 1-0 山口(ニュー南長野/観客2,870人)

当たり前なんだが、南長野は維新より遥かに見やすく、誰が何をやっているのかよくわかる。

山口はパスを出したら空いたスペースに走り、パスを受ける。至ってシンプルでスピーディーである。

パルセイロが足元で受けるパスは山口に読まれており、パスを受けると同時に厳しい寄せに晒されるため、ボールの出しどころを探す時間を潰されるか、奪われる事になる。

だが、今までのように容易に後ろに戻さず、前にパスを出すことにより多くの攻撃チャンスをこしらえていた。

後半になると山口顔負けのボディコンタクトで寄せる激しさを見せた。バックスのオーバーラップも見られ、先日の敗戦を絶対に取り戻すという気迫が充満していた。「これだよな!」と思う。

ただ、85分あたりから始まった時間稼ぎの最中にはゴールを狙えるタイミングもあり、徹底的に叩く姿勢が欲しかった。まあ前回のように時間潰しに早々に失敗して相手チャンスを招くことはなかったので、目論見は成功したと見る。

相手の攻撃を押さえ続け、快勝。
これで9/9の水曜日の夜に、J1ヴィッセル神戸と神戸の山ン中でやることになった。Jリーグに昇格したら当たり前になるであろう平日遠方ナイターの前哨戦である。

8日間でアウェー3連発が待っている。この一か月まるまるホームでゲームが見られたのだから、受け入れるつもりです。金ないんですけど、地域リーグ時代を思えば数多く公式戦が見られる事は喜ばしい限り。このゲームを今後の礎として自信を深めてほしいと願います。


8/26

8/23 第20回長野県サッカー選手権大会

AC長野 2-0 上田ジェンシャン(ニュー南長野/観客2,837人)


最終ラインからサイドに振っては戻して空いたサイドを狙い、フィニッシュを図るパルセイロ。
カテゴリーが下の相手だと、平面的にU字型、J型のボール軌跡が多い攻撃がよくわかる。

ジェンシャンは強力な5バックがパルセイロの進入を潰し、攻撃時は平面的にはI型のボール軌跡、エネルギッシュなランニングでカウンターを狙う。これぞ、ファイブ・バックの戦法。

パルセイロもたまにはI型、X型などのボール軌道があれば相手をかく乱することができるのではないか。

中立視点においては見応えのあるゲームだった。町に繰り出し、そこそこ酒を飲み、騒いだ。勝って良かった。一回も勝たずに準優勝では予選を戦った他のクラブに会わせる面がない。

天皇杯はリーグ合間の平日開催もあり、勝ち進めば日程的負担は確実に増すだろうが、先のことは置いといて、次回の山口に勝ったなら選手もファンも、絶対嬉しくなると思う!
今は負けるよりも勝つ方がはずみが付くに決まってる! 

私は今まさに、あの怒髪天を突いたポンポコリン・ジャッジに沈んだ維新公園の夜を思い起こし、勝利への欲望に腹ン中がグラグラと煮えたぎるのを覚えるのである。


8/17

8/16 J3第26節 AC長野 0-1 J-22(ニュー南長野/観客4,654人)

本番前に行われたノザ・高野・旗手の引退記念試合で、出場OBの往年のダイレクトプレーや、往年よりもいい動き(特に佐田聡太郎のキレ味)とか、息がピッタリ伝統の余興等々の盛り上がりを見たからなのか?

日除け対策で座ったメインスタンド2Fが少々静かなせいか?

肝心の本番に「華」がない。ゲームに感情移入が出来ない。

後半、少々賑やかしいバックスタンドに移動したところ「今日はどこで見ても同じだよ」と言われ、ゲーム内容に難ありと気付いた次第。

・前節良かった部分が一週間後に鳴りを潜めてしまうパターンは、いい加減叩っ切らなければならぬ。上手くいったプレー、形になったコンビは勇気を出して継続するを見たい。

例:
DFからFWへのロングパス(前節)
中盤真ん中の2人のうち片方が攻撃に飛び出せる関係(7/12 山口戦)
右サイドのワンツー(8/2 藤枝戦)

・センタリングに走り込む気力体力が欲しい。少ないチャンスに押し上げが間に合わないなんて、非道すぎる。

個々のボールコントロールにJ1とJ3の差があったとしても、即席J-22の方が完成度が高かったなんて、非道中の非道。試合終了後は、日頃の修練の成果を見せよと叫んだ。

昇格という目標をプレッシャーに受け取とっているのだとしたら、人生無駄に費やしているようなものである。昇格できる環境・順位にあることをエネルギーにしてウハウハ!になる方が遥かに有意義であり良い結果を導き出すと考える。景気よくやる、これ大事。

parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro parceiro

クラブの公式ユーストリーム配信放送「パルセイロだよ!全員集合!(8/16版)」
の収録会場 (ビクトリーロード直進つきあたり) では、サポーターの投書を収集する
「パルセイロ目安箱」 が設置されました。エネルギッシュな番組トークに違わぬ行動力です。

メインテーマは「南長野満員への提案」とのことですが、何でもいいって。私も現状改善になればと、ささやかな提案を投書しました。是非サポーターの声を伝えましょう。


8/11

8/9 J3第25節 AC長野 1-0 福島UTD(ニュー南長野/観客4,780人)

8/4にチラッと練習試合を見に行った。

翌日の美濃部監督辞任の報には大変驚かされた。ご苦労をお察しいたします。

衛藤コーチの監督就任を伝える新聞を読み終えると、「藤枝戦で底を打った」との感が湧きあがった。
昇格レースにドロドロにまみれながら、次から次へとやってくるゲームに対する不安らしきものがすっと消え去り、純白平安の心持ちで福島戦を待つこととなった。

試合〜

スタメンも入れ替わり、未知なる世界への期待がふくらみます。
スタンド全体が盛り上がってました。

しょっぱなから猛烈に走り、裏にボールをスパンスパンと放り込んでゴールを目指す。
難解な時間が激減し、魂の高揚を呼ぶ場面が増えた。見ていて簡単、これ大事。

後半はさすがに疲れが見えた。まぁそんな一気に変わるわけがないが、シュートゼロだったとは気が付かなかった。
流れの中で「もうひとつ前へ踏み込めばビッグチャンス!」という手前で前に出せないのが多いんだと思う。

勝って良かった。

試合終了後、自身の一生に一度の長野初陣を飾った衛藤監督の勝利インタビューと、ヒーローインタビューが行われなかったのはもったいなく、残念であった。


8/3

8/2 J3第24節 藤枝 2-1 AC長野 (藤枝/観客1,417人)

開始早々の勝又と相手GKの1対1は、最近のチャンスメイクの少なさもあり、何が何でも絶対決めなければならなかった。先制したら内容も結果もでかく違ったはずであろう。

そういえば去年の11月もCKからノーゴール判定の後、先制され苦しんだ。

藤枝流とは;
ボール保持者に鋭く迫る。(町田流)
ボールを持つと素早い縦のワンツーでパルセイロのチェックをいなす。(山口流)
これらの流儀をミックスし、対角への大きなパスで一気にパルセイロの裏を狙うとみた。

パルセイロは前線にボールを当てても片っ端から潰され、裏を狙えばオフサイド。出せない収まらない、ニッチもサッチもどうにも行かないドン詰まり。ボールを追い求め走る藤枝の運動量が眩しかった。

今シーズン毎試合露呈される停滞ボール回しを高濃度に圧縮した前半45分間を終える。

前半のしょーもない出来から、後半は出だしから攻撃を繰り出すことに成功。
今年6月の町田戦でも同時間帯に怒涛の攻撃を仕掛け、あの時は得点には至らなかったが、今回は得点した。

山田、有永のコンビが長距離移動と猛ダッシュを繰り返し、執念むき出しで敵陣深く何度もアタック。あの連携と運動量はこっちが心配になるくらい凄かった。

まあしかし、逆転されたシーンは、猛攻の後に五分の展開になったところで、ほぼ全員脳に酸素が届かなくなった状態を一瞬にして突かれた結果と見る。

試合終了後、美濃部監督に「なんとかしておくんなせえ!」と叫んだ。
それしか言えることはない。昇格という今季の目標を失ったらアカン。

スタンドを出ると、藤枝のサブ選手が帰路に着く観客の列と手のひらタッチ。
そこには途中出場した30番の吉岡選手、8番の橋本選手の姿もあり、「なんで藤枝はあんなに走れるのか?」「長野では借りを返す!」と手のひらタッチのついでに伝えてきた。

選手とサポの一体感大事!
そして全体一体感を生み出す妙薬は何といってもゴールと勝利!

今こそホームでゴールと勝利を呼び込もうではないか!

8/1

7/29 J3第23節 AC長野 0-0 相模原(ニュー南長野/観客3,159人)

南長野は東西北スタンド3面を「アウェーカラー着用不可」としている。
すなわち、4つのコーナーポスト間近には、選手を鼓舞する多くのホーム・サポート=ファンの目がなければならない。

現状キャパ1/3の入場者ゆえ、南側でのCKチャンスのサポート人数はゼロに等しい。
折角の得点チャンスに、もったいねえ話である。

よって相手ゴール裏スタンド(妻女山エンド)に攻める45分は間近で選手を鼓舞しようと、前半はスタンド1F南端に陣取った。

ところが大橋のCK二発、勝又のセンタリング、佐藤の転倒、それ以外にパルセイロが攻め込んで来た覚えがない。残念であった。

後半は2Fに移動。

「待ってるから近寄られる」でなく、
「動いてるから捕まらない」というサッカーが観たい。

行くぞ藤枝!


7/21

7/19 J3第21節 AC長野 1-0 Y.S.C.C (ニュー南長野/観客5,106人)

今季実質19試合目となる、リーグ戦折り返しの一発目。

キックオフ:17:00
子供の観戦者:多い。
マイマイガ:試合中、試合終了後も確認されず。

「山口で失点前に見せたサッカーをベースにした上積みが見られるだろう」と期待していたが、4バック、そしてほぼ4トップという布陣の大幅な変更に驚いた。
このリーグ戦における情報戦が如何ほどのものなのか、あっしには全く想像がつかない。

シュートは少ないがボールは支配し勝ち点3はゲットした。審判は達者だったと思う。

現在勝ち点40/19試合>平均勝ち点2、残りは17試合である。

7/15

7/12 J3第20節 山口 3-2 AC長野 (山口市維新陸上/観客4,225人)

直接対決、ここで叩くぞの意気で山口へ。

台風の渦巻きの端っこに引っ掛かった山口市内は、雨はともかく自転車が倒れるほどの強風であった。

試合

・長野二得点まで〜

前々節のホーム盛岡戦に比べ、選手同士の間合いが格段に良くなり、パスが収まるようになった。

一節飛ばしては同じ感想が出てくるが、今季一番の安定度で中盤からの飛び出しも見られた。

相手の攻撃を受けた後はパスと押し上げが連動し、相撲のすり足稽古の如く、ずい・ずい・ずい・と相手陣内に向け全体が推進して行く様は新鮮であった。

・近藤負傷そして宇野沢交代〜

2点のリード、まだ時間があるにもかかわらず、ショートコーナーからの時間稼ぎは山口に弱気を見抜かれ、活力を与えたポイントと見る。

あの良い間合いがシッチャカメッチャカなドン引きになるとは。山口のワンツーパスの正確さと効力がえらく目立っていた。

スタンド:「下がるな〜!」「攻撃しろ〜」

PK2つは見ていて何だかよくわからんかったが、イヤ〜な予感が的中したのは二失点目につながるCKに逃れた場面で、GKDF間のコミュニケートがあればGKキャッチで事なきを得た残念な失点であり、改善熱望!

そこで、まだ同点、アウェーの最低殊勲勝ち点1の可能性もあった中で、山田がピッチで仰向けのヒトデと化しショックを表現していたのは×(ばつ)。ありゃ良くない。

試合終了直前のPK判定、追加時間4分の測定誤差に対し感情の針はぶっちぎれ。終了間際のCKとPKの献上は、ちょうど一年前の鳥取戦と似ている。改善熱望!

失点経過と結果は最悪だったが、今年一番の目標である昇格に向け、前半のような可能性あるゲームが次節も継続される事を願う次第です。


6/22

6/21 J3第17節 AC長野 0-1 盛岡 (ニュー南長野/観客4,882人)

風景〜

途中の豪雨と風向きにより、バックスタンド2Fは雷滝の裏側の如しであった。

試合〜

15節の町田に丸裸にされ、前節、16試合目にしてようやく扇の要が締まったかと思いきや、あまりにもあっけなく緩み はらり・ばらり・となりにけり。

「内容はシブくも費やした年月相当に積み上げたものがあるはず」と心の片隅で期待しているものが見えてこない。そういった期待はいらぬとならば観戦動機が無に等しくなってしまう。

怪我、累積欠場に替わった部位では、「何とかせな」と頑張る選手がいるのは見ていれば充分にわかるんだが、チームプレーをもってシュートに集約できない前半の様には率直に危機を感じた。

屋島の下でカレーパーティーっせうもんじゃねえかい。

6/16

6/14 J3第16節 AC長野 2-0 鳥取 (ニュー南長野/観客4,517人)

間延びの時間帯が減り、選手間の間合いが良く、チャレンジする場面が多くみられた。
ただ、最終ラインでのボール回しに有り余る余裕を与えていた鳥取だったので「町田だったらどうなるか?」と、正直言ってそればっか気になった試合。

今節のような間合いを保ち、更に多くのシュートに持っていけるようになれば見ていて心強い。

強気が見えた点
・大島のグラウンダーのロングパス。雨ピッチを利用しビシバシと思い切りが良い。前線のフォローを望みます。
・菅野のドリブル突破。山田にしろ相手を抜くのは誰もが盛り上がるので、欲を言えば一試合に一度は見たい。

最近なんだかんだコンビプレーで相手陣内深い位置に進入し、チャンスをつくっていた西口が大事に至らぬことを願う。

他チームがナイター設備のある会場でありながら炎天下の真昼間に、そして芝がボッコボコの会場で試合をするのをよそに、整備されたホームでナイターという大変に有利な状況で試合をすることができるのは、リーグから「頼むから早いとこ優勝決めてくれたまい。」と言われているに等しい。
遠慮と容赦は無用でありビシバシ勝ち続けて欲しい。


6/8

6/7 J3第15節 町田 2-0 AC長野 (町田市陸上/観客3,568人)

立ち上がりは内野から勝又へのロングボールとCKのバリエーションで町田の想定をいなし、後半は開始早々の決定機の連続など見どころはあったが結果は長野に転ばず。
全体の推進力に乏しく、昨年から現在に見てとれる悪癖を町田に丸裸にされた。

■×(ばつ)ケース2題■

ケース.1) 1失点目ほか

長野;
前3人へロングパスの後に後方の押し上げがなく、間延び。
町田;
長野のロングパスを徐々に支配。
前の3人と後方7人の間に生じた長野の空きスペースに押し込む。
長野;
DF+中盤7人で引き、町田シュートに備える。自陣PAエリア前に広大なスペースが生じる。
町田;
PAエリア前の広大スペースに流れ出るボールを感知し、フリーでシュート。

ケース.2) 2失点目ほか

長野;
中盤から最終ラインへのパス。
町田;
猛烈な追い込みにより、長野の最終ラインメンバーのみのパス回しに限定させる。
これはかなりウハウハで、必ずマイボールになる確信を持って追い回している。
長野;
最終ラインのみが押し込まれ前方との距離が遠くなる。
町田;
空いたスペースに怒涛の押し上げ、長野からのボールを拾ってシュートまで持ち込む。

以上2ケースの危機場面は今までの勝ちゲームでも珍しい光景ではないが、やられている時には特に目立つ。町田ゼルビア、亀の甲より年の功である。
今後この2ケースを招く過程の克服により勝利・リーグ優勝が近づくと期待しています。


6/1

5/31 J3第14節 AC長野 1-0 富山 (ニュー南長野/観客4,508人)

平成27年度善光寺御開帳、結願法要の日にホームでビシッと勝利を決められたことが喜ばしい。

御開帳期間中には幾度も回向柱に触れ、祈願法要に出向くなど参詣に勤しんだのであるが、前回ホーム秋田戦を前に不徳の致すところから自転車(バイセコー)も酒も×(ばつ)な生活に陥った。

J-22戦以来の生観戦となった今節、ノンアルコール生活を続ける事が可能ならば日曜夜のホームゲームにはさほど不自由を感じないと知った次第。まあ、車でサッと行って帰ってくるだけである。

日曜ナイターにより、試合後にサポーター同士で余韻と会話を楽しむという、スポーツ観戦日の大きな魅力が削がれていることは事実。

試合後に盛り場でとことん試合の余韻に浸りたい人種と町の盛り場、遠距離アウェー客、宿題を怠ける子を持つ親等々・・・にとって、日曜夜のスポーツ興業は決して好ましいものではない。

土曜開催のJ1サポーターのみが試合の余韻に浸る時間と、そのリカバリー時間を享受できるというのは不公平であり、地域社会のためにならない。Jリーグ管轄ならば下部リーグもナイターは土曜開催とすべきである。

試合〜

・試合の入り方は良くなかった。
・宇野沢が入ってから選手同士の間合いが格段に良くなり、全体の運動量と推進力がアップした。
・得点時のワンバウンド・シュートはコースも良かった。
・今シーズンは自陣ゴールポスト、バーの弾き返しが毎試合目立つ。
・宇野沢不在時の長野の内容が良いとは思わなかったが、90分を通して久し振りにエキサイティングなゲームを見た。

行ったるで町田!

5/24 J3第13節 鳥取 0-1 AC長野 (鳥取)

権堂「ダイナマイト関西」にてテレビ中継で観戦。
シーズン途中に今季の昇格を見送った環境の元、チームの意地と実力をぶつけてきたホーム鳥取によく勝利を収めたと思う!


5/7

5/6 PNLdiv.2 第7節 AC長野 4-2 吉備国際大学C 
(ニュー南長野/観客1,223人)

レディースチームのゲームを後半15分過ぎから観戦。ちょうど同点、逆転の時間帯である。

ボールを前に運ぶ意識がいい。選手同士の距離もよく、見ていて小気味よい。チームの習熟度は高いと感じた。

5/6 J3第10節 AC長野 2-0 J-22選抜 (ニュー南長野/観客3,932人)

応援する観客がほぼ無人の即席チームと有料公式試合を行わなければならない、世界に類を見ない異様な光景。
リーグに不公平をもたらし、プレーする本人のためにもならない不条理を日本サッカー界に徹底的に知らしめ、叩いておかなければならない。

個のサッカーセンスをその場限りで集約するしかない即席チームに対し、練度が月とスッポンであるパルセイロの大量得点試合を誰もが期待をしたはずだが、即席を圧倒するチーム習熟度は披露されるに至らず。

J-22は一対一の場面においては、下部リーガーを押し切る気迫も技術もあった。リーグにおいてはババ抜きのババみてえな存在でしかないが、練習試合として見た場合には良い相手である。

ポーカーに例えるとワンペア二回で勝った感じ。そろそろホーム戦ではスリーカードくらいの役で上がれるようになって欲しい。アウェーではワンペア上がりで上出来と思います。

センターフォワード土井の得点を願う!



5/3 J3第9節 AC長野 0-1 富山 (ニュー南長野/観客6,372人)

昨年の入替戦のような試合。ホームですでに二敗となってしまった。



4/29 J3第8節 福島UTD 1-2 AC長野 (福島/観客1,517人)

権堂「ダイナマイト関西」にてテレビ中継で観戦。

福島の芝生の状態が南長野とは大きく異なり、テレビ映りが良くない。リーグのイメージアップのためにもピッチの見た目は大事です。

得失点の時間帯が山口戦と似ていた。決勝弾は危険な位置でありながら、よく飛び込んで決めたと思う。


4/28

4/26 J3第7節 AC長野 2-1 山口 (ニュー南長野/観客5,062人)

自転車で車社会じゃない道をささっと行き、南長野に到着。

ビクトリー・ロードをぶっちぎった突き当り、メインスタンドガラス張りの向こうではドバッシーとマンダム・関西の長野ノンストップ芸人コンビによる人気番組「スポーツ・ウィークエンダー」の出張ストリーミング放送が行われていた。ナイスな企画なのだが、ほとんど内容が聞き取れなかったのが勿体ない。
是非外にいる人に聞こえるように音響の工夫を望むところです。トランスミッッター一発置いてミニFM局、ラジオ持参で楽しめるようにするのも良いと思います。

バックスタンド2Fからメイン屋根の隙間よりアルプスや戸隠が見えることがわかった。
都並が得点した頃から直射日光が厳しく、一番奥に避難。
まことに涼しい。
風は良く通る。

山口はどんなものかと思ったが、現時点において山口の判断スピード、球離れ、チームの意思統一は長野より形がいい。攻撃の形は迷いがなく、スムースであった。

連携プレッシングよりも、我慢してブロック守備(スペース埋め)で山口を跳ね返した長野であった。勝又の追廻し、都並の単独プレッシングでの弾き返しは目立った。

長野は山口に比べると、まだまだ連携不足、攻撃時の押し上げ人数の少なさが目立つ。

ただし、リーグ戦の前半半分を終え、プレーと気持ちがシンクロしてきた選手が多くなってきたのが良い。これで連携が密になってきたら、鬼に金久保である。ど素人でもわかるプレーが多い方が勝つ。

さて、観客数は収容可能人数の1/3、駐車場は1/3ガラ空きだったのだが、それでも帰りの自動車の一寸ズリ待機列を見ていると「自転車で来て良かった」となるのです。長野駅まで帰るのならそんなに時間は変わらない。
でもナイターになったらわしも何で行ってどうなるか知らん。

多忙なスケジュールの一発目の福島戦、

センターフォワード土井の得点を願う!


4/8

4/5 J3第4節 AC長野 2-1 FC琉球 (ニュー南長野/観客3,849人)

「一目20人」
バックスタンド2Fの中段からはフィールド・プレーヤーの様子が一目でわかる。森の杏の如しである。

前節の大一番、アウェー藤枝戦で取り戻されたというファイティング・スピリットが、今節のホーム戦でも発揮されたと見た。

パソコンがフリーズしたかの相模原戦に比して、だいぶ体が動くようになった選手も多く、怪我人多しと言え若手の台頭、躍動には本当に清々しさを覚える。がんばりたまい!

二点先行した後半、4バックの前に中盤の3人が横並びになると一気にラインが下がり、それまでの勢いがフリーズした。そこを見逃さず攻め上がったのか、川辺に押し込まれ得点された。

試合終了後のインタビューで監督は手厳しく締めたが、少しずつストロングになりつつあることを実感したニュー南長野での初勝利であり、喜びを多くの人と分かち合い過ぎた試合後となった。

さて・・・大いなる空席に心が痛みまするが、クラブを取り巻く人々の色んな相乗効果でなんとか「イイ線いってる」くらいにしたいもんです。素直に言いますと、なでしこやるまでには満杯にしたいもんです。まずは気持ちが大切。


3/24

3/22 J3第二節 AC長野 1-2 相模原 (ニュー南長野/観客8,681人)

これは南長野改修の署名を開始した頃、もんぜんぷら座等に設置した署名用紙投函箱につけたビラ紙(2011年)。



あれから丸4年の歳月が過ぎた。

長かった。

そして着工からわずか16か月という猛スピードで、予定通りニュー南長野が竣工した。

速い。

ちょいちょい現場の進捗を確認してはいたが、内覧会にも行く事もできず、こけら落とし本番に足を踏み入れた心境は浦島太郎であり、愛着が湧いてくるまでは少々時間がかかることであろう。

試合〜

早々に先制したこともあり町田戦より球回しは良くなっていたが、失点、退場をくらい、突如路傍の石の如き無力となる。
延々と相模原のボールキープが続く様に、「わしらは優勝候補なんだ」という根拠なき慢心を潔く葬り去るに至る。

それでも第一目標は、昇格。このままシーズンが過ぎて行くとは思わないが、やられたりやっちまった時にはピッチでお互いを鼓舞し、確認し合う関係がほしい。

試合はその日のチームの出来、相手によりけりであるから、感動を呼ぶ試合、魅力的なサッカーといったものが常に用意されているとは思っていないし、常に勝利するとも思ってもいない。ただ毎試合選手の躍動に期待をし、ひたすら勝利を願っている。

いつまでも苦手なんて言ったり言われていないで、藤枝に勝って、ストロングポイントを増やすじゃねえかい!


3/19

3/15 J3第一節 町田 0-0 AC長野 (町田市陸/観客7,803人)

怪我人が多くベストの布陣が組めない、勝ち点1を狙いも止む無し、という監督の決意を受けながらも、勝ち点3の期待をほのかに抱きアウェー開幕戦に乗り込む。

梅の花咲く関東平野でありました。

一発目が町田、お互い優勝候補のライバルという触れ込みであったが、試合は思いのほか低調!

ボールがつながらない・なぜかグラウンダーのパスがない・ヘディング大会の応酬・両チームひたすらなる蹴り合い・・・という華のない試合で、セットプレーと山田のドリブル突破のみが見どころとなった。ピッチの具合が芳しくなかったという由。選手はおおいに不満のようでした。

前線にボールが入らないため点が入る気配はなかったが、やられる気配もなかった。
平岡、都並の若手の登場は良かった。

今後どうなるのか、なんともボヤケたゲームでしたが、ライバルと目されているチームとアウェーで引き分け無失点なら儲け物の部類と思います。

次節、いよいよニュー南長野の開幕戦です。